暗い夢を見る。
生殖器の形をした人間が病院のベッドで目を見開きながら豆を吐き続ける。私は脊髄に注射を打たれていて、顔に黄色い痣のある女性とそれを見守りながら感染しないかと震えた。健康だと証明する為に、医師の前で正円を描くように歩き続ける。麻酔のせいで上手く歩けない。
またある時は女性が浮遊している。可哀想な彼女の為に募金をするのだ。
「ああ、頭が痛い。最初はカッコ良いと思ったのになんてカッコ悪い。就職なんてしなければ良かったんだ。お金をくれれば消えるよ。さあ、早く頂戴。」
ザブザブと海へ沈んでいく、そこで目が醒める。
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