https://anond.hatelabo.jp/20170929072844 #4より
果たしてそれは、金色に輝く巨大な翼を持った象だった。
象は一度咆哮すると、翼をはためかせて増田の眼前に降り立った。
その衝撃で増田は思わず頭を守るように腕をクロスさせる。地面がぐらりと揺れたが、どうにか倒れずに堪えた。
顔を上げて見ると、ちょうどサラリーマン風の男が、何事もなかったかのように増田と象の横を通り過ぎていった。
見えていないのか……?
増田が奇妙な感覚に囚われていると、象が人間の言葉で言った。
「あの女を保護するのだ。ただし、存在に気付かれてはならぬ」
Permalink | 記事への反応(1) | 09:25
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anond:20170929092512 #5より。 降臨した象の唐突な使命に増田は戸惑いを隠せなかった。 「保護って言ってもどうするんだよ。それに気づかれないなんて。そもそもあんたは......」 確かに...
anond:20170929160222 はてな匿名ネットリレー小説 #6 より 次の瞬間、増田の身体は宙に浮きあがり、黒い空に向かって落ちるように吸い込まれていった。 あっという間に視界全てが漆黒...