2017-08-27

食事は白色灯の元、しっかりと見つめながら食べるとものすごく美味い

そして小さく地味な弁当箱に入れて食べる。

今日は鶏むね肉をボイルしたあとざくざくと切って、それを塩と醤油で炒めた。

ご飯は白米ともち米を混ぜたものを炊いた。

ご飯を細長く小さい弁当箱半分に盛る。量は少ない。少ないということはしっかりと味わおうと意識するからいい。残りの半分に鶏肉を添える。最後に鶏に醤油を少しかける。箸でご飯を摘む。少量だ。口いっぱいにほうばることはしない。少量を箸で摘み、口に運ぶ。ジッと米を見つめながら口に運ぶ。一粒一粒に見入って口へ運ぶ。少量はいい。口の中で存分に味わおうと意識する。さっき見た米の一粒一粒を噛みしめる。うまい。ご飯ってなんでこんなにうまいんだろう。鶏肉を口へ運ぶ。塩と醤油の味付けが次のご飯を口へ運びたくなる。ご飯はまた少量。ご飯を見つめながら少量を口へ運ぶ。白米ともち米を見極めながら。口の中で鶏の脂と醤油とご飯が混ざり合って...うまい。こんなに天国なことはない。幸せだ。地味な幸せだ。最高の幸せだ。鶏肉が先になくなった。ご飯に残りの鶏脂と醤油を絡める。ご飯に鶏の脂と醤油が滲んでいる。たまらない。しっかりと噛みしめるため、少量ずつ箸で摘みながら味わう。白色灯の元で食す。白色灯はいい。ご飯の色、鶏の脂、醤油の色を実にうまそうに映し出すから。ご飯がなくなった。鶏脂の醤油が少し弁当箱に残っている。ご飯を盛る。少し醤油を垂らし、弁当箱に残った鶏の脂と混ぜ合わせる。.....うまい....うますぎる....肉の旨みと脂が残った醤油がご飯をものすごく引き立てる。すまない。むしろ鶏肉はいらないんだ。鶏肉の旨みと脂と醤油が混ざり合い、その旨みをご飯が吸う。うますぎる...ご飯がうますぎる....白色灯の地味な感じがこの旨みを引き立てるんだ。

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