2016-04-26

人は悲しい時、泣く。

といっても、なにも考えず、涙を流して大声を上げて泣くわけではない

それは幼児の泣き方である


多くの人は、泣きながら、頭の片隅で別のことを考える。

そして行動を起こす。

俳句をたしなむ人であれば、自分の悲しみを五七五で表現しようとする。

アフィリエイターであれば、悲しいというブログを書き、

そこにAmazonへのリンクを貼る。



そして、千羽鶴を作る人がいる。震災ニュースを見て、

悲しみをおぼえ、鶴を折る。


「水や食料が不足しています」という知らせを見て、

鶴を折る人がいる。水が欲しいと訴える被災者に向けて、

鶴を折る。水が、鶴に変わるのだ。


牛は水を乳に変える。

蛇は水を毒に変える。

人は水を鶴に変える。


蛇に「乳が欲しい」と水を与えても、できるのは毒である

鶴を折る人に「水が欲しい」と訴えても、できるのは鶴である



ではどうするか。自分で水や食料を用意するしかないのだ。

例えばあなた地震津波台風で家を失ったとする。水も食料もない。

「水が欲しい、食料が欲しい」と訴えて、どうなるか。

千羽鶴が届くかも知れないのだ。


自分で備えることが大事である

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