妖怪探偵・百目を読み終わった。妖怪をSFで扱った作品だったけど、いい意味で文章がラノベのように読みやすかったので気軽に楽しめた。
アニメにしやすそうな内容だし、文庫本三冊程度だから映像化したら面白そう。
上田早夕里が書いたSF作品にしてはとっつきやすいし、魚舟・獣舟とか、竜宮の宮とかに手が伸びやすい良い入門書だと思う。
ビターな結末が最高だった。大きな問題は解決して、それぞれの登場人物がそれぞれの方向を向いて歩き出すんだけど、なんとも言えない切ない余韻があって上質なエンタメ作品になってた。
Permalink | 記事への反応(0) | 21:34
ツイートシェア