2015-12-30

毎年恒例餅つきの日だ。

今年もこの日が来てしまった。

仕上がらないレポート言い訳に欠席することもできたっていうのに、参加しなければ罪悪感を感じるような。

親戚が苦手だ。加えて、このめでたい行事には、親戚の友達もやってくる。

社交的な態度で、挨拶をすればいい。そのくらいのことはできる歳になった。

何もかも今さらだタイミングをつかみ損ねたからには、もう口を閉ざすしかない。

田舎の家の凍てつく寒さが、胸に沁みていくようだった。陽気な声の響く家で、遠く空想の旅に出る。

つきたての餅。具沢山の味噌汁黄色のたくあん

みんなで食べるお昼ご飯。現実は厳しい

自然にならないよう箸を進める。

味は感じなかった。

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