もめごとは、たいてい寛容と不寛容の戦いのような気がする。
多くの場合、寛容は不寛容にやぶれる。
寛容であることはある種の理想主義で、個別の問題に対して説得力のある回答を持たず、共感を得ることが難しい。
不寛容は圧倒的な説得力を持つ。自分や周囲にとってよくないことがあるかもしれないという恐れは容易に人を不寛容にする。
こんなことが起きたらどうするのだ、こんなことが過去にあったじゃないか、と。実際にそれが起これば、それみたことか、と。
お花畑の理想主義、明日にでもなにかが起こったらどうするのだ、という問いに対してこたえる言葉は持ちませんが、それでもできる範囲で寛容でありたいし、世界もそうあってほしいなと個人的には思っている。
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