私は肉体労働のいわゆるブルーカラーです
連日連夜の非人道的扱いによる長時間労働により
私の体も心も疲れ果ててしまい
混んでる満員電車のなかようやく座席があき座ることが叶いました
ここからさらに1時間、少し眠れるなと限界だった体はすぐに寝息を立て始めました
次の駅につくまでの5分間
それが私に許された休息の時間です
スーツを着た中肉中背の二三十代の男が自分は障害者だからお前は立てどけ俺が座るからと、言いました
私は限界まで疲れており頭もまともに判断はできず
ただすみませんすみませんと言って席をたちました
目の前の男は足が悪いらしいです
障害者席にふんぞりかえりあしを前になげだします
彼は障害者なのでだれも注意できません
わたしはただ吊革につかまったまま
まぶたが静かに落ちていくまで彼の醜い姿を恨めしそうに見ていました
実話です
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