どうしても受け入れられない奴がいる。
恨みを抱えて生きているのは毒を飲み込んだまま生きるに等しい。
そんなことは散々誰彼なく語っているし、理屈では解っているつもりだが、
そいつだけは何があっても許せないと、自分の根っこの部分が返答してくる。
一旦こうなったら、余程の事が起こらない限り、覆ることはないのだろう。
もしも明日、世界が全面核戦争で一斉攻撃が始まると決まったとしても、
そいつだけは、その前に、どんな手を使っても、何としてでも、
頭を粉々に打ち砕いて、中身を路上にぶちまけてやるだろう。
世界の破滅ごときに、そいつの始末を任せようとは到底思わない。
そいつの名は ポリ〜スメン?