ある所に貧乏な大学生が居た。
彼はある晩レポートをする為に徹夜を決意し、まずは腹ごしらえと夜食のペヤングを作り始めた。
しかし彼はさっきまでネトゲに明け暮れていたせいで疲れていた。
そうして湯切りに失敗してペヤングを排水口へ叩きつけた。
だが彼は諦めなかった。
排水口からペヤングを取り出し水で綺麗に洗い始めたのだ。
洗うことでぬめりは落ちた。
だが、ソースはない。
そこで彼は前にインスタントラーメンを替え玉して余らせていたスープの存在に気づく。
小袋から小さなコップへとスープの元を移し、少しのお湯で割る。
これにさっきの洗ったペヤングを浸けてすするのだ。
美味い……
美味いのだ……
なんという新発見だろう。
感動した彼は深夜のテンションで路上に飛び出しトラックに轢かれ帰らぬ人となった。
そしてトラックに引かれた彼が時を超えて転生し、成長した姿こそが、大勝軒創業者山岸一雄である。
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