想定外に親切にされたり、奢られたり、迷惑をかけたり、それを大目に見てもらったり。
そういう借りは全部自分の中で蓄積されて、押し潰されそうな気持になる。借金のような感じ。
いつか取り立てに来られた時には、自分では到底返しきれない額になってるから怖い。
返せなかったら恐ろしい目に遭いそうだし、どんな目に遭おうとも借金返せない自分が悪いので、誰も助けてくれないに違いないと感じる。
だから頼んでない親切とか本当に怖い。断っても不義理で借りになるし、受け入れたら当然借りだし、呪いにしか思えない。
でも生きてたらどうしたって親切や迷惑かけるのは避けられなくて、生きれば生きるほど借金が莫大になって行く。
生まれた時からの借りの積算はもう途方も無くて、考えただけで恐ろしい。
駄目人間だからまともに他人の役に立って借りを返せる当てもないし。
本気で返そうと思ったら、この先の人生を全ての関係者に対して24時間365日ささげる勢いじゃないと無理っぽい。
っていうかそれしても多分無理。いつそれを要求されるのか怖いし、要求されても結局できなくてさらに借金を増やすであろう自分が怖い。
生きるのが怖い。