十数年前、高校生でこれの焼きそば版が好きだった。
久しぶりに食ってみて思ったことは、自分の老成についてだ。
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はっきり言えばそこまで辛くない。でも美味い。
添付の辛さ増進香辛料をかける前の時点での話だ。
昔は、その時点で美味くても添付の小袋は全部突っ込んでた。
辛さの一番上を知りたい欲求に駆られたのだ。
それで、結局辛すぎて食べきれなくて残してしまう。
今回は、少しだけ考えたけど、これで美味いならいいじゃない。自然にそう思うことが出来た。
成長と、精神性の摩耗。
僕はもう男子高校生ではないのだ。
昨日のように思い出す学生時代は楽しかった。
はしゃいで過ごした黄金の時代だ。
成長と引き替えに輝きは失せて、いつでも身近にいた友人や恋人の代わりに妻と子供達が側にいる。
あの頃の様な馬鹿なチャレンジ精神は子供に期待しよう。
誰も彼も、年は取るのだ。
恐ろしいが怯えても仕方ない。
美味かったが、とんがらし麺は二度と食べない。
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