2014-09-25

オレオレ詐欺に騙されそうになった

「あ、もしもしオレオレ

「え?もしかしてヒロシ?」

「そうそう、ヒロシ

「てことはタカシ?」

「え?」

「え? だってヒロシってことは中身はタカシでしょ?」

「え? んー、そうそう。タカシタカシ

「よかったー、連絡くれて。ずっと連絡とりたかったんだよ、タカシ

「あーあのさ、つもる話はあるけどちょっとお願いがあってさ」

「どうしたのタカシ。こっちもお願いあったからよかったー」

「あのね、ちょっと会社問題おこしちゃってお金がひつ」

「えー! こっちと同じお願いじゃない! だってタカシ、うちの金庫にたくさんお金貯めこんでたでしょ?」

「そうそう、それが必要なんだよ」

暗号

「え?」

「金庫の暗号よー。ヒロシの体に暗号彫ってたじゃない」

「え?」

「あんたがヒロシ階段ころがりおちて体入れ替わったじゃない? そのあと家出たか暗号わかんなくなっちゃってね」

「そ、そうだね」

暗号おしえて」

「あ、いや、ちょっとまって……」

「どうしたの?」

「えーと……じつはさ家出からまた別の人と入れ替わったか暗号はもう」

「誰よ?」

「え?」

「誰?」

「あ、あの、そうそう! トム! トムだよ! だからもうわかん」

「トム? トムなら最初タカシと入れ替わったじゃない」

「あ、いや、トムじゃない。そのトムじゃない。まちがえた。ジムジムだよ」

ジムは私でしょ」

「えー! あ、いや、あの、その」 ガチャン!



ってことがあって危うく大金をとられるところだったのですけど、大丈夫だったみたい。あー、よかった。 ってか結局、誰がどれ?

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