2014-05-30

父へ

あんたが私を大事に思っているのは分かってるよ

でなきゃあんな走り書きの置き手紙を、いつまでも取っておいたりしないよな

離婚したことについても、あんたは綺麗な思い出ばっかり語るけど、実際は色々辛い思いもしただろう

あんたの性格からそれは言わないだけでさ

だが、色々を踏まえても私はあんたに腹を立てている事がたくさんある

その大半が八つ当たりなのは自覚しているから我慢してるが、顔を見続けたらそれも難しい

愛情に対してお返しになるのは愛情だけだ

なのに私にはそれを返すことができない

肉親とか関係なく赤の他人だったら、気の毒な爺さんだと思うよ

たった一人の大事子供が、冷たい人でなしなんだもんな

すまんね

すまん

でも無理なものは無理なんだ

どうしてあんた、再婚して別の子供作らなかったんだよ

そしたら私の責任も少しは軽くなったのに

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