満たされない心を持っている人が増えるほど、世の中は便利になる。
たとえば音楽家。
たとえば起業家。
満たされない心を持って生きる社会は、きっと生きにくい。
満たされた心を持って生きている人たちがスルーできるところを、見逃すことが出来ない。
その生きにくさが楽曲への発露になる。
生きにくさがイノベーションの糧になる。
彼らは称賛され時には大金を得るかもしれない。
しかしそれでも、彼らの多くは満たされることがなく幸せが溜まっていかない。
穴が愛がバケツに水は溜まっていかない。
それゆえ、市場に還元される音楽やサービスをずっと作り続けてくれる。
普通に生きれる幸せな人たちは、それを享受して便利に生きれる。
特別に秀でている人は何かを持っているのではなく、あるはずのものが備わっていない人なのではないか。
才能とは、何かがあるのではなく何かが「ない」「欠けている」ことが源泉なのかもしれない。