2014-02-25

性格が良い君は、性格が悪い私にガッカリしたか

「この前親と旅行したんだよ~」

「ああ、海外だっけ?」

「そうそう。久しぶりに親と旅行したんだけどさ、50代も後半の親と旅行するってのは、こういうことなんだなあ~って思った」

「ええ、どういうこと?w」

「以前に比べると、体力が落ちてた。暑いのもあって息が切れてたり、スタスタ歩いて『あれっ居ない』って思ったら後ろの方歩いてたり。」

「へえ~」

「だから荷物持ってあげたり、休憩多目に取ってあげたりしてさ。ああ~老いた親と旅行するって、こういう感じなんだ、って。なんか今までは友達と行くみたいな感覚だったけど、まるで親孝行みたいになっちゃったし、これからもそうなんだろうなあ」

「ふーん、それって性格の問題じゃん。俺なら『ああ、疲れてるんだな。俺も疲れてるしゆっくり歩こうっと』って。そんだけ。」

ショックだった。

口には出さなものの、どこか、親のことを足手まといだと感じたり、

もっと早く歩いてあっちこっち行きたいって思ってた自分が恥ずかしくなった。

そういう酷い私の気持ち、見透かされたかな。

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