2013-09-06

今朝起こった悲劇

いつも履いているスーツズボンが、

クリーニングに出していたり、裾が汚れていたりして

久しぶりにタンから冬用を出したのだが、履くときつい。

当然だ。これを新調したときは今より体重10キロ以上軽かったのだから

まぁ、しょうがないよなぁと、昨年はまだ余裕があったはずのぱんぱんに張った太もも当たりが

気になりつつも、靴下を履こうと近くの椅子に腰掛けたら

ハンガーを踏み割ったときのような乾いた音がした。

慌てて立って椅子を振り返るも何もない。

また座ると、音が響いた。

何だろうな……そう首を捻りつつも、嫁にいつものように

行ってきますと言ったら嫁に爆笑された。

姿見の前で振り返れば、真っ二つに別れたスーツのお尻のラインから柄パンがコンニチハ

脱いでみると、ズボンは縫製のラインで綺麗に破けていた。

先ほど聞いた乾いた音は、縫い糸が切れた音だったのだ。

朝は低血圧で不機嫌な嫁が久しぶりに見せた、

まだ余韻の醒めなそうな顔を思い出しつつ、

俺は痩せることを誓った。

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