別れた相手との幸せな思い出、って一生誰にも語ることなく墓場まで持っていくんだよな(複雑な関係であったなら尚更)。
いまの生活に満足はしているけれど、昔のこと思い出しては時々切なくなるよ。
もうその思い出を共有できる相手はいないんだ、っていう事実が。
いくら現在が幸せだって、不幸せだった過去は闇に葬れても、幸せだった過去は葬りたくない。
あの頃の未来が続いていたらどうなっていたんだろうな、とか考えるよ。
新しい好きな本や、新しい好きな音楽に出会って、あの人だったらなんて言うかな~とか現状に満足しているかどうかとは別に、思いを馳せるよ。
TBCのキャッチコピーで、「今彼より元カレに見せたい」というのがあるんだけど、まさにああいう心境だよね。
語れない思い出が増えていくっていうのは、どこかむず痒い。
生きてればさ、そりゃあ伝えておけばよかった!って思うことなんか増えていく一方なのに、切ないもんだよ。