季節はなんでやってくるのか
どうしてそれはうつろいでゆくのか
恒星があって、その重力があって初めて、惑星の公転運動があり、ひいては季節の移りゆきも生じてくるというわけだ
そして夏は
まちがいなく光の季節で
太陽の季節でもある
何故、時はうつろいゆくのか
かつての輝きを知っているから、新たな輝きに目をすがめることがあるのだ
たとえば、世界の一切が、同じことの繰り返しだったとしても
記憶があれば、その繰り返しごとに違った感想を抱くことができるだろう
そうやって、記憶があればこそ、僕たちは同じところに留まるのではなく、次のステップに進んでいけるのだ
全ての季節の中心に太陽があるように
でも、遠くに行けば行くほど、また新しい記憶を手にすることができるんだ