2012-01-20

http://anond.hatelabo.jp/20120120152748

方程式線形なら、その方程式系の性質を調べる一般的な枠組みを線形代数学と言う。

線形方程式系が解を持つ条件は、変数の数と方程式の数が同じなら、その係数行列逆行列を持つということと同値

行列逆行列を持たないとき、その行列行列式が0になるので、例えば2次元かつ方程式2つなら、それらがどのくらい「平行に近いか」と「行列式がどれくらい0に近いか」が関係ある。

変数の数より方程式の数が多いとき行列が正方行列でなくなるので、逆行列存在しない。

でもその場合でも、(ムーアペンローズの)一般化逆行列というものを求めることができて、これを使うと「全ての方程式を最大限満たす解」を書き下すことができる。

この「最大限満たす解」が「完全に満たす解」であれば解が存在することになる。その条件も一般化逆行列による記述を使えば調べることができるだろう。

もっと高級なこと言い出すとジョルダン標準形がどうとかいう話になるかもしれないけど…。

非線形場合は基本的に、一般的に調べるのは難しいと思う。

局所的に線形化して調べるくらいしかいかも…。

しかし、こういうのをネットで簡単にいろんな人に訊けるというのはほんと羨ましい。

俺の頃にもこういうのがあったら良かったのになあ…。

記事への反応 -
  • 連立方程式が解を持つとき、グラフ上の交点として表されることは学習するが、解を持たない(交わらない)とき、その二つのグラフから何か読み取れることはないだろうか。 二つのグ...

    • 一般の非線形の話してんの?変数の次元は? 「2つ」って言ってるところからして非線形かつ2次元の想定だと思うけど。 線形で2次元かつ方程式3つ以上なら、直線が囲む面積と一般化逆...

      • 申し訳ない。知識は高校数学までしか持ち合わせていない。 つまり、高校数学の授業で疑問に思ったことを書いてみただけなんだ。教師はわからなかったようだ。「解なしは甲斐なしだ...

        • 方程式が線形なら、その方程式系の性質を調べる一般的な枠組みを線形代数学と言う。 線形方程式系が解を持つ条件は、変数の数と方程式の数が同じなら、その係数行列が逆行列を持つ...

          • 回答ありがとうございます。 なるほど、やはりそういうところは大学の領域まで足を踏み入れないとわからないというか、満足する見解にはたどり着けないというわけですね。 線形代...

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