子供の頃の夢を今も見ている。
宇宙人が侵略してきたらナントカ戦隊が守ってくれる。
怪獣がきたらウルトラマンが、怪人がきたら仮面ライダーがやっつけてくれる。
大きくなったらポケモンマスターになる。
最初の三匹から一匹選んで旅に出るんだ。
大体の人とは友達になれるし努力は報われる。
旅の先で思い出と仲間を作ってちょっとづつ成長していく。
今もあのころの夢を見ているんだ。
僕は子供のままではいられない。
でも大人になることは捨てることではないはずだ。
画面の中で彼らが信じていた理想を僕は今でも信じている。
そして幼かった僕の手を引いてくれた彼らの手を、今は僕が引いている。
大人になった僕は夢を現実にすることができる。
あのころ目を輝かせて見ていた希望の星から目をそらすことはできない。
僕はそのために死ぬだろう。
それでいい、そうやって僕は生きる。
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