オタク系の文化の中にファッション性を意識したり、本筋から外れたところに面白さを見出すとすぐに「オサレ気取りが」などと批判されてしまう。うーん。何でだろう。
僕は昔から逸脱するのが好きで、欲望がそのまま突っ走ったようなところはあまり好きじゃない。
むしろみんながあまり注目しないようなところに面白さや楽しさを見出すのが好きだ。
誰も見向きもしないような場所やポイントが、ときたまキラリと輝いて想像以上の光を見せてくれることがある。そういうのを見ると感動してしまう。
ただそれだけなのに、すぐに『オサレ気取り』という言葉が誰かから出てくる。この価値観とオシャレは全然関係ないはずなのに。
きっと、こういう価値観はすぐに潰されてしまうだろう。だから同じように『逸脱』を好む人は、その願望を自分の中でそっと育めば良い。育んで、誰もいないときだけそっと取り出して具現化すればよい。そういった環境に恵まれていると良いと思う。『オサレ気取り』なんてつまんない言葉が届かない場所でさ。
オタク自身もそういう欲望突っ走りの動物的な消費態度の醜さや浅薄さを自覚してるんじゃね だから、そうでない消費態度にスカしたものを感じて、「オサレ気取り」呼ばわりになるの...
生きものとしての欲望から離れて見える基準で行動したり、何かを好きになったりすると、 それが気取りではなく本気だと周囲に認められるまではすごく時間がかかる、 というのもある...