http://anond.hatelabo.jp/20071117025541
探偵もやたら屈託のある笑みで応じた。この笑顔のお陰で誰も彼を信用としない。
「チョコレート狂のあなたがブルーベリーマフィンなんて、ああ、しかもトリプルで!」
そう教育って……仮想敵国つくらなきゃだめじゃん。
それは軍隊としてただしくても民主主義国としてダメすぎるだろ。
それにそういうのは教育してもできない人はできないし、できるひとは教育なんていらない。
そういう性のひとに最前線にいってもらえばいいだけの話しなのではないか?
そそそそ
馬の乗り方とかカヌーとかと一緒に
銃の打ち方とかクレー射撃とかやらせてくれるんだけど、
銃を扱ったことがある人のほうがすくないもんな日本は。
消火器の訓練と同じぐらい重用だ。
なにごとも経験。
閉じ込められることはよくあった。濃淡のない闇にだんだん目が慣れて、少しずついろんなものが見えるようになる。キーンと言う音が耳の中でずっとなり続けていて、強まったり弱まったりする。世界は濃淡でできている。闇の中にいるとそういうことがわかる。
ただ静かだった。遠くに誰かの声が聞こえるけれども、ここまではやってこなかった。自力で出ることはもう諦めていた。じっと我慢していればそのうち明るいところへ引きずり出される。それからちょっと我慢すれば終わりだ。それだけだ。そういうことを学習していたから別に怖くもなかったし恐れもしなかった。人の声も、感情も、出来事も全て濃淡でできているのだ。そう思えば、何も特別には感じなかった。ただまた、波がくるんだな、と思うだけだった。
あの頃、いつも見ている人がいた。窓際の席に座っている彼女はいつもまじめにノートを取っていた。正しいシャーペンの持ち方でいつもうつむいて何か書いていた。午前中の光の中で、その顔は逆光になり見えなかった。日が昇り、午後になり、それでも彼女は何かを書き続けていた。少しうつむいて、背中を丸めて、たまにちらりと黒板を見上げて興味なさそうに頬杖をついた。僕はどこかしら彼女に近いものを感じていたのかもしれない、いや、感じようとしていたのかもしれない。彼女が動くたびにさらさらと前髪が揺れているのばかり目に入った。
いつだったか、彼女が一度だけ僕に話しかけたことがあった。その日もよく晴れていたから、逆光の中で彼女の顔はよく見えなかった。僕は彼女の表情がわからなかった。笑っているのか、嫌そうなのか、起こっているのか、悲しそうなのか、僕にはわからなかった。逆光の中の彼女の顔には濃淡が見えなかった。彼女は僕の名前を読んだ。少し低い声で。
「カイセツコウシって知ってる?」
「…………」
僕はしばらく考えてから首を横に振った。彼女はそう、と答えた。
なぜ、彼女が僕に聞いたのかはわからなかった。一瞬全てが静寂に包まれ、全ての濃淡が消えた。ような気がした。
「ここに見えてるから」
「…………」
やわらかくもなく、硬くもなく、均一でもなく、かといって抑揚があるわけでもない声。僕はそこに濃淡を読み取れなかった。僕にはわからなかった。彼女の顔は逆光で見えなかったから。だからわからなかった。
「……なんで僕に?」
「さぁなんとなく」
「…………」
またざわめきが戻ってくる。彼女は僕に背を向けて座った。何事もなかったかのようにまた、日常が始まった。また、波が、僕らを包み込んだ。僕は背を丸めて、親指を噛んだ。
僕はまた、闇の中にいた。わずかな隙間から光が漏れていた。いつまでたっても闇の濃淡がわからなかった。光は僕にはまぶしすぎる。光は闇の濃淡をかき消してしまう。僕は不安になって暗闇のほうへ身をかがめようとした。身をねじったとき、僕は見た。そこにある濃淡に気付いた。
(カイセツコウシって知ってる?)
僕はその光に手を伸ばした。干渉縞はほんのりと暖かかった。
森下舞子がダイナマイトを飲み込み爆発させたとき、胃液と大量の血液に加えて、純度の高い狂気がばらまかれた。
森下舞子は、クリスマスの駅のコンコースに座り込み、傍らにケーキの箱を積み上げて、ガツガツとひたすらクリスマスケーキをかじっていた。誰もが森下を見ないようにしながら、森下を見ていた。そして、爆発。ワイドショーに出てた何人かの目撃者達は、その瞬間、森下が笑ったのを見たと言う。爆発の瞬間を森下は察知していたのか、大好きなケーキの美味しさにずっと微笑みを浮かべていたのか。目撃者たちが、見たような気がしただけなのか。それは、やはり永遠にわからない。
もっと言えば、今この町にある狂気が、森下がばらまいたものなのか、ずっとこの町の人の中に存在していたものなのかも、やっぱりわからない。森下が狂気をばら撒いたというのは全て、僕の主観である。だが、この直観めいた考えは、間違ってはいないと思うのだ。
そのとき、森下を見ていた一人である永沢安雄は、興奮して僕に電話をしてきている。「すげッ! すげッんだって! おい! おい!」「何。何なの」「あの! ははっ。爆発、したの。人が。今、駅。うわーうわー」「は?」「おま、とにかく、来い駅来い!」「はあ? 落ち着けよ」「あー、すげーわー。うわー。ああ」そして電話は切れる。
その日、僕はそのまま寝て、次の日のニュースで、永沢の興奮の原因を知った。
そしてその三日後。今度は、永沢安雄が恋人である小島奈津を絞殺し、自宅マンションのベランダに、布団と一緒に干していたことをニュースで知る。永沢は直ぐに見つかって逮捕されてしまった。その後は知らない。思えば、あの電話が、最後に永沢と話したことになる。
そこまで、ぼーっと考えて、僕は足元を見下ろした。足元には、瀧本茜が倒れていて、頭から流れ出た血が、僕の靴を濡らしている。僕の右手には、イチローのサイン入りバット。森下の狂気は、携帯電話ごしに永沢安雄の声を介して、あのとき僕にも入り込んでいた。狂気はこうして伝染する。あの日、町にはたくさんの狂気が降り注いだ。
茜は、最後に何を言ったっけ。思い出せない。それは夢のように、ぼろぼろと記憶の形を失っていく。僕は何で、茜を、殺したんだっけ。
それからゆっくりと、恐怖が、愛情が、戻ってきたのだった。そんな、嘘だろう。やめてくれ。約束が違う! 僕の狂気はもう、答えなかった。痛みが、絶望が、体中を侵食していく。そうか、狂気とは忘却だ。そして狂気が恐ろしいのは狂気が去るときなのだ。
やっとわかった。森下舞子は、あのとき確かに笑ったのだ。でも、それは狂人の笑顔ではなく。森下も僕も狂人にはなりきれなかった。僕は、台所に行き、包丁を手に取り手首にあてて、やっと笑うことができた。
第二回ファック文芸部杯参加
そうしなきゃ、そう教育しなきゃ軍隊として駄目だろ。でないとイザ相手の兵士に向けて銃を構えた際に引き金を引く事が出来るか?
抑止力って物を知らないのかよ。使わないですんでるならそれに越したことはない。
自分が不思議なのは「自衛隊は創設以来他国の人間を誰一人として殺していない」と誇らしげに言っている人の事。
それって誇るどころか逆に恥なんじゃね?
浅学にして知らないので教えて欲しい。
部屋の掃除をしたついでに、今自分を取り巻いている問題を紙に書き出してみた。「現在」「短期未来」「中期未来」の 3 つに分類を定めて、あとはがあっと列挙するのみ。
100 個近い問題が浮き彫りになったけど、そのうち 80 個が人間関係に関する物。でも、これは知り合いが増えれば当然だと思う。誰でも人間一人につき一個の問題は抱えている気がする。あるのは軽度か重度かの違いだけ。
ただ、こうしてたくさん問題が出ても、放っておいても特に実害がない問題がほとんどで、今すぐ手をつけなくちゃいけない物は指で数える程度しかなかった。部屋では触れない場所にどんどんほこりが溜まっていくけど、どの道触れないのだから、触れる必要が生じたときにほこりを払えば良いのだ。
そうして気がついたときには、いつの間にか自分の机の周りだけがこぎれいになって、部屋は全体を見渡すのさえ億劫な程に汚れてしまうのだろう。けれど私は生活しているのだから、汚れることに文句は言えない。だから少しずつでも自分の力で、この部屋を居心地の良い所へ変えていきたいと思う。この掃除が、いつ終わるかわからないけれど。
それを書く時点でスルーできてないと思うが。
でも池田に嫌ならブックマークコメントはスルー白と要求する人って自分は池田のブログをちゃっかり見てることに矛盾は感じないんだろうか。池田を罵ってはいるが池田ブログの存在は嫌ではないという事なんだろうか。
公開の場で誰かを批判しておきながら反論するなといってるようで非常に見苦しく見える。
池田にイナゴ扱いされるのが嫌なら非公開にすればいいのにやらないのはネガ米旅団もそれを望んでるとみなしていいってことなのかな。
妄想を実行に移す行動力?
つくづく不思議なのは「攻め込まれた」時の心配より、「攻め込んだ」時の心配をする人だよな。
戦争の本質は他国との主権のぶつけ合いで、その際に相手の主権を奪う行為なんだ。法律がどうこうじゃない、軍隊は自立的組織なんだ。
実際にできるできないの話というより憲法や法律と実際の運用に乖離があるのは法治国家立憲国家としてだめだろ。常識的に考えて。それに改憲しても今と変わらないならそれこそ反対する理由だってないと思うが。
Hしたらそれはもう十分異性として見てるよ
池田信夫は、相手を罵倒して社会的地位を下げることしか考えていない。
だから匿名だと問題ある訳で、筋の通らない実名論を唱え続けるだけ。
実名で書いたところで、人を誹謗中傷してそれが間違いであっても決して訂正しない。
今のid:arakik10への対応見てもわかるだろ?
もういい加減、副島隆彦みたいにトンデモだと見なしてシカトする方がいいんじゃないか?
IPV6、スパコン、ネット論などなどIT関係に首突っ込むと頓珍漢なことしか言わないんだし、これがSFC出身ってんだから笑える。オマエ、わざわざ院に行って村井純や徳田英幸に何教わってたんだ?って感じだし。
(追記)
http://d.hatena.ne.jp/m-bird/20071117/1195315749