「クロモリ」を含む日記 RSS

はてなキーワード: クロモリとは

2009-02-25

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20090212/1012166/?P=2

総論ハイハイそうですか、各論もうちょっと詰めて(ry 

的な記事ばかり書く人なのよ。この人。

他にもいたな、同じく日経紙面で腕組んでるパソコン系三文ライターが。

1.「自転車は何十、何百の部品を組み合わせ」

2.「ところが1990年代に入ると、大手量販店が1万円台、さらには9800円といった価格

3.「自転車タイヤ空気圧やブレーキの効き、チェーンの給油などを日常的に気をつけていないときちんと性能を保つことはできない」

4.「毎日何百kmもの距離を走っている。あれはプロだからできるわけだが」

5.「ほんの少し良い自転車に乗れば自転車で30kmぐらい走るのは全然難しくない」

この5点を浴びた私のゲンナリ感解消のためにすこし。

1.「自転車は何十、何百の部品を組み合わせ」

→大げさだよなぁ。部品点数として、車の1万点、航空宇宙産業の100万点?などがよく引き合いにだされる。だが、自転車の場合、百まで部品点数がいくか?

まさか、チェーンを外してピンとプレートとローラーにリンク数105前後をかけてる?そういう計算方法だと逆に千までいかないか?どうも「ちゃんとしたソースに当たってない」感が漂うんだよな。

2.「ところが1990年代に入ると、大手量販店が1万円台、さらには9800円といった価格

統計「読んでない」だろ。中国からの輸入自転車の数が伸びてきたのは2000年以降のことだとオレは記憶している。

「これら格安自転車は国内の自転車市場を席巻し、日本国内における自転車製造を壊滅状態に追い込みながら普及していった。みんな、安い自転車を喜んで買った」と、そのまま繋がるから問題ないじゃないかと反論があるかもしれないが、ちゃんとバッタもん商社が現れて、大手スーパーのどこどこの部が扱いだして、国内の部品工場への実需が減っていったなど等取材した痕跡が見える文か?「みんな安い自転車を喜んで買った」のみんなって誰よ?何が決めてで買ったのか誰が主導で買ったのかちゃんと取材したのか?

3.「自転車タイヤ空気圧やブレーキの効き、チェーンの給油などを日常的に気をつけていないときちんと性能を保つことはできない」

→そりゃそうだとも取れるが、どうせ性能出さないんだから、どうでもいいよ。フツーの使い方の、毎時20km未満の速度じゃわかんないよ。

どうも書き方がセコいんだよ。

自動車タイヤ空気圧やブレーキの効き、エンジンオイルの入れ換えなどを日常的に気をつけていないときちんと性能を保つことはできない」と置き換えてみろ。

エンジンオイルを換えないおばはんにさえ要注意しておけば、10万kmでも15万kmでもどうにでもなるよ。

4.「ツール・ド・フランスのようなプロ選手レースを見ると、毎日何百kmもの距離を走っている。あれはプロだからできるわけだが」

→この人おそらく、ツールは「見たことがない」し、長距離と呼べる距離をおそらく「走ったこともない」。「ツールは平均して150km超の距離を20日にわたり・・・」と書けばいいだろ。「毎日何百km」なんて書くと、200km~300km、400km走る日もあるのかと誤解される。

「あれはプロだからできるわけだ」という文面からは、あたかもプロでないと「数百kmを毎日」走ることは難しそうな印象を与えるが、そんなの、プロまでいかなくとも実業団BR-2クラスで40未満なら誰でもできる。

5.「ほんの少し良い自転車に乗れば自転車で30kmぐらい走るのは全然難しくない」

速度が乗らず距離が出ないという究極の問題の原因を外しているだろ。「ペダルが踏んだ力がどこかに逃げていって、きちんと前に進む力となっていないような感覚」とも絡むが、モノが安い高いというよりは、基本的にサドルが低すぎて、クランク軸周りが酷すぎるから、どうにもならん。

ママチャリクランク軸は「おばはん専用仕様」がデフォで165mmがほとんど。身長の1/1000説をそのまま採用すれば、望ましいクランク軸の長さは170mm、そうなっていないので成年男子には基本的に合わない。それに、格安自転車も「国産普通自転車もそうだがクランクの材質が鉄。とっととアルミかカーボン、(或いはクロムモリブデン鋼)に変えればいい。(でも、ママチャリクランクを交換するのは費用面で現実的じゃない)。クロモリでもそうだが、硬度がないと「力が逃げていく」。

常用されるサドルの低さも大問題。こればかりは実感してくれないとどうにもならないが、使う筋肉が違う。ふくらはぎ筋肉を使ったらダメ。3時の方向から足を伸ばしきるときにかけて最もトルクが乗るように調整する。

力が入りきるようにサドルの高さが調整されてあって、クランク周りからフニャフニャ力が逃げなければ、”荷物を満載した”マウンテンバイク程度までには走る。したがって、平地で毎時28kmくらいまでだったら、ロードバイクにくらべての無茶苦茶ハンディキャップはない。

色々書いてみたが、どうもこの人、各論の根拠に取材した形跡が見えなくて、そのことから導出される本論に承服しがたいんだよなぁ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん