2024-04-08

不思議体験をした。

気まぐれにchat gptに「円周率計算するプログラムを書け」と指示した。

いつものごとくchat gptはそれっぽい結果を返す。

数学的には円周率はある級数無限和で計算されるので、

級数の和nを入力するとそこで計算を打ち切って近似値を計算するプログラムということらしい。

なるほど、いかにもありそうな感じだ。

試しにいくつかのnでchat gpt計算させてみるとたしかに近似してるっぽい数値になっている。

そこで、chat gptの主張する公式(「レーマン公式」とか言っていた)をググってみると、

どうもそんな公式存在しないらしい。

ははーん、なるほどこれはいものchat gpt君の虚言癖だなと、

手元のphython環境でそのコードを実行してみると、案の定、chat gpt計算と違う結果になった。

これだからaiは信頼できないと、chat gptに嘘つきとチャットする。

不思議なのはここからで、

なんとソースに誤りがあったと修正版を提示してきやがった。

どうせデタラメだろうとphython環境でそのコードを実行してみると、今度はピタリと一致した。

nを増やして繰り返してみると、確かに真の円周率(3.141592653589793..)に収束しているように見える。

存在しない名前の、既知の公式に一致しない数式から書かれたプログラムが、

しか円周率計算できているようだ。

なんかこわい。

補遺1.

chat gpt の出力した公式は下記:

このプログラムでは、レーマン公式使用して円周率(π)の近似値を計算していますレーマン公式は、以下の無限級数を用いて円周率を近似します。

\pi \approx \sqrt{6 \sum_{k=0}^{n} \frac{1}{(k+1)^2}}


補遺2.

n=4000での円周率の近似値は 3.141568780556039 なので収束率はかなりわるい。

補遺3.

訂正

数式自体は正しいようだ。

https://ameblo.jp/power-of-yukichan/entry-12390630815.html

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