親が子供を虐待する時、そこには明確な悪意が存在する場合Aと自らのストレスに耐えきれず虐待する場合B、そして親の性質/気質から虐待が行われる場合Cがある。
この場合、昔から虐待と言われがちなのはA及びCがメインで、所謂毒親に分類されるのがBとCであるが、この毒親、虐待と言われないまでも問題ある関わりを全て包摂できるかといえばそういうわけではない。
子供を養育することは下手を打つことも多かったが曲がりなりにもやってきた。しかし、この養育の過程で問題が多く結果として家族として機能不全となるというようなケースについて、「毒親」という概念がしっくりこないと当事者が考えている場合、果たして何という語が相応しいのだろうか
やはり、個々のケースにおいてそれぞれ独自に語られるべきなのかもしれないが、当事者の苦しみや悩みを言語化する為には何か概念があった方がよりかんたんだろう…
そう考えた時に「ハラスメント体質」という言葉はかなり便利に使えるのではないだろうか…
最も問題がある場合、親本人がまさにハラスメントを内外に対して行なっておりその結果問題を多数引き起こすというのはよくあるのだが…