20年前の中学生の頃、演劇部の顧問の先生が練習用として渡してくれたプリントに載っていたものだ。
闊達な船乗りの男が一方的に喋り続け、それをセリフのないもう一人が黙って聞き続けるというあらすじだった。
外郎売りと似たような感じで、演劇や放送系の発声練習として使われるニュアンスに近いかもしれない。
「この旅が終わったら今度は向こうの海を一回りやってくるよ」
みたいな感じで、あとは港の女はイイとかそーゆー他愛もないことを酒場で話す的な雰囲気だった。
その途中で無口な男にタバコをあげるんだけど(これも一方的に)、最後に
「おいおい、このタバコ持ってゆけよ」
というセリフで、相手の男が席を立ったことが分かるシーンで終わる。
なんかすげー情緒あって、未だに好きなんだがどうやって検索しても出てこない。
練習用の例文なのか、何かの文学作品から抜粋されたものなのかすら分からん。
ただどうしてももう一度読みたい。
見識豊かなはてブのみんな、オラに力を分けてくれ!!