具体的に言うと、Dir en greyの「Withering to death.」というアルバムには精神安定剤作用がある
ストレスでどうしようもないとき、行き詰ったとき、悲しくてやりきれないとき、負の感情でいっぱいになり叫んだり物を投げたり壊したりしそうになるとき、このアルバムを聴く。
そうすると聞いているうちに不思議と落ち着いてくるのだ。マジです。
Dir en greyは他にも何枚ものCDを出している。でも、一番、ずば抜けて精神安定作用があるのはこのCDアルバムである。
Dir en greyはV系としてデビューし、時の流れとともに根幹は変わらずとも音楽性やスタイルは変化していった。なんか、ヘヴィメタル?な路線に。
その変化の中で一番、Dir en greyが唯一無二のDir en greyをDir en greyたらしめている時期を詰め込んだアルバムがWithering to death.というアルバムである。(と私は思う)
このアルバムはすごい。人間の精神の奥底に刺さる、収録曲すべてが。どこがというと難しい。
この歌声なのか、ギターなのかベースなのかドラムなのか歌詞なのかメロディなのか、でもたぶん全部が合わさってこのクオリティとかができてるんだろう。(私は語彙力がない)
怒りにも悲しみにも寄り添って消化してくれる音楽、重たみもあるのにスッと心に入っていくし、優しい。
私は無人島に一枚だけCDを持って行けと言われたら何のためらいもなくこのアルバムを持っていく。
終わり。