2016-03-30

直木賞とったと言うので、湊かなえ読んだ

個人的見解ネガキャンしようとかステマしようとか言う気はない


読んだのは「望郷」と「Nのために」、ネタバレはしない

感想としては、自分にあわなかったな、という感じ

なんというか、上記の作品根底にあるのは中高生の頃のくすぶった感情文学にした、という印象を受けた

中高生の頃はまわりを見下していて、大学生デビューして華やかではないが以前の私ではないぜ、と思ったら故郷にかえったらそうでもなかった

みたいなストーリーが一貫して感じる


まあ、そういう感情は誰しも抱くのかな?というところで、それを文学として昇華したことが評価されたのだろうな、と感じている

が、それが故に過去に人を見下していたのだ、みたいなフラッシュバック読み手に与えるし、共感してしまうので、どんどん卑屈になってしま自分がいる

卑屈なおばちゃんの話を聞いているとどんどん鬱々としてくるが、そんな感じ


確かに結末は面白いかもしれないけど、途中がつらいのでもう読みたくないなと思いました

  • 桐野夏生の「グロテスク」で似たような感覚味わったなあ 湊かなえは似たような匂いがするからめちゃくちゃ避けてる

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