2015-08-23

文科省が「妊娠のしやすさ」のグラフを副教材に掲載に関するメモ

文科省が「妊娠のしやすさ」のグラフを副教材に掲載するまで

文科省「22歳をピークに女性妊娠のしやすさが低下」のグラフ、元論文と食い違い?(篠原修司) - 個人 - Yahoo!ニュース

http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20150822-00048737/



大元1989年論文 Fecundity and natural fertility in humans. | POPLINE.org

http://www.popline.org/node/376892

論文の要旨は「妊娠確率の年齢パターンは、思春期では低レベルだが性行為の頻度によって

25歳をピークに急激に上昇し、その後低下する」とあり、「女性妊娠のしやすさ」とは別物

・上を引用した1998年論文 Declining fecundity and ovarian ageing in a natural fertility population. Maturitas

http://www.maturitas.org/article/S0378-5122(98)00068-1/pdf

掲載されているグラフは「定期的に生理があって避妊をしない女性の1回の生殖周期中における

妊娠確率(fecundability)」を表したもの

・上を引用した2015年慶応大名教授吉村泰典氏(内閣官房参与少子化対策))の講演資料 

女性からだと卵子の老化」

http://www.kenko-kenbi.or.jp/uploads/20150304_yoshimura.pdf

グラフを「女性の年齢と妊孕力」と説明 「22歳時の妊孕力を1.0とする」のもこのグラフにある

・上の吉村グラフ2015年文科省内閣府少子化対策の副教材に転載利用される

安心して子供を産み育てられる 社会に向けて

http://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/detail/__icsFiles/afieldfile/2015/08/17/1360938_09.pdf

妊孕力を妊娠のしやすさと言い換える

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