2015-05-19

大阪市住民投票について雑に計算してみた

【謎】大阪都構想住民投票世代別の賛成・反対投票率がどうも妙な件。

http://life-hacking.net/tokoso-touhyou-nazo/

  

こちらに触発されてリンク元で触れられていない部分を踏まえた計算を雑にしてみました。

リンク元で触れられていないのは、当日の出調査には期日前・不在者投票分の賛否が反映されていない事です。

年代人口データリンク元を参考にしたのですが、全体人口リンク元では2,273,848人となっていますが、

選管発表では当日有権者数は2,104,076人なので比で出しました。

20代 300,744

30代 351,368

40代 377,798

50代 281,855

60代 325,982

70代以上 466,328

合計 2,104,076

  

投票率が66.83%なので総数1,406,154(実際の有効投票数は1,400,429ですが、無効票を考えると頭が痛くなるので無視しました)。

期日前・不在者投票数が368,218なので、当日投票者数は1,037,936。

当日の年代投票率や期日前・不在者投票年代別人数は不明なので、全年代同じにします。

20代 148,356

30代 173,329

40代 186,367

50代 139,038

60代 160,806

70代以上 230,039

合計 1,037,936

  

これに独り歩きしている年代別賛成者割合朝日新聞調べ:20代61%、30代65%、40代59%、50代54%、60代52%、70代39%)を掛けると賛成票数は以下のようになります

20代 90,497

30代 112,664

40代 109,957

50代 75,081

60代 83,619

70代以上 89,715

合計 561,533(54.1%

選挙結果の賛成票が694,844だったので、期日前・不在者分は賛成133,311(36.2%)、反対234,907(63.8%)。

  

ここから投票率や期日前・不在者投票年代別に傾斜配分してみます(若干の誤差は無視)。

投票率を先の衆院選市部投票率を基に20代50%、30代55%、40代65%、50代75%、60代80%、70代以上74%とし、

期日前・不在者投票分を20代62,000、30代82,000、40代82,000、50代82,000、60代40,000、70代以上20,218とします。

※70代以上を60代より低く設定したのは、参照したデータで80代以上の投票率が低いためです。

年代/当日投票者/賛成票

20代  88,372  53,907

30代 111,252  72,314

40代 163,569  96,506

50代 129,391  69,871

60代 220,786 114,809

70代以上 324,865 126,697

合計 1,038,235 534,104(51.4%)

選挙結果の賛成票が694,844なので、期日前・不在者分は賛成160.740(43.7%)、反対207,478(56.3%)。

  

期日前・不在者投票には反対派政党組織票一定数入っていたと考えられますので、当日票が出口調査の結果に即していたとしても期日前・不在者分で反対票が55%以上であった場合には反対多数になり得るという結果が得られます

以上、数字を弄って導き出した仮説ではありますが、「老人のせいで負けた」等と熱くなっている方はそうではない可能性もある事を踏まえ、出口調査は参考意見程度に留めておいた方が精神衛生上良いと思います

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