キモヲタの僕「ぼっちなう。クリスマス中止。性の六時間正拳突き……これでヨシ!」
僕は充実したクリスマスを満喫していた。
学生時代、毎日便所飯を喰らっていた頃とは大違いだ。第三次性徴期だろうか。
キモヲタの僕「じゃあ、ウチ来ない? ケーキもローストチキンも用意しているよ」
モテたいがため、弁当や簡単な夕飯が作れる程度の炊事スキルは身につけた。
今宵のラブホ満室か~ら~の~、お持ち帰り!(CV:中原麻衣)はすべて計算づくである。
非リアを演じ、キモヲタ人脈を維持しながらのラブ・アフェアというのは気苦労が絶えない。枕元で女のつぶやきを聴いている時、Bufferが僕の代わりに『つぶやく』 涙ぐましい工作活動だ。
ますます非リア同志の結束に注意せねばならぬ。コレ(小指を立てる)が露見すれば、良くて『市中引き回しの上打ち首獄門』だ。
ワンフェスでナンパしたレイヤー美女「だけど、お泊りセット忘れちゃった//」
キモヲタの僕「お泊り? 今夜は寝かせないよ」
性夜の闇は深い。