2013-09-30

自炊代行を認めたくない理由

書き手立場から少し。

自炊代行を認めてほしいという人たちの中には、自分が買った本をどうしようが勝手だろうという人がいます。煮ようが焼こうが、端末で読めるデータにしようが。もちろん煮ても焼いても構わないのですが、データ化するのはお断りです。

書き手自分の書いたものを、自分の望む形で複製し、流通させる権利出版社委託しています。読者はその限られた形式で著作物を閲覧する権利を購入します。これが、本を買うということです。

以上の意味で、著作物データ化し、電子端末で読めるようにする権利は読者には認められていないと考えます。もちろん、代行を頼むのではなく自分データ化することは私的複製として認められていますが、個人的には渋々認めるという種類のものです。これが、法律上認められていない代行業者か介在するとなったら、認めるわけがないじゃないですか

私が望む形での紙の本、望む形での電子書籍を読んでくださる方々は本当にありがたく思っていますが、自分に便利だからというだけの理由で、あのスキャンしただけの不細工なデータを認める気にはとてもなれません。それならば、恐縮ですが読んでいただかなくて結構というのが私の本音です。

  • 本っていう媒体事態がコピーガードみたいなものだからね。 それにしても自炊代行賛成派って、私的複製大いに結構なんだけど、割れ厨みたいなのが跋扈するのをどうやって防ぐのかね...

  • 炎上希望なのか知りませんが、 書き手は自分の書いたものを、自分の望む形で複製し、流通させる権利を出版社に委託しています。読者はその限られた形式で著作物を閲覧する権利を...

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