2011-08-13

星を継ぐもの

今、ジェイムズ・P・ホーガンの<巨人シリーズを読んでいる。

星を継ぐもの」を読み終え「ガニメデの優しい巨人」の半ばまできている。

星を継ぐもの」はおもしろかった。SFの謎解きは好きだ。

プロローグからエピローグまで楽しめた。

SFとしても、物語としても、情報の出し方、書き方がうまいと思う。

それにしてもである

70年代後半のアメリカ面白いのかもしれない。

長い戦争は終わったものの、まだ記憶に新しい暗い過去であり、

一方で、停滞はしているものの、既に人類は月へ到達しており、

また、コンピューターは新たな可能性を秘めている。

戦争を克服し宇宙へと羽ばたく明るい未来は、アメリカ、もしくは著者の希望なのか願望なのか。

しかし、我々は戦争をなくせず、そして重力井戸の深さと世界の複雑さを実感している。

あと15年、我々に希望未来が来るだろうか。

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