結婚したってどうせ最終的には、相手といがみ合ってしまうのだろう。
子どもを生んだってどうせ最終的には、想像とは違う子どもに育ってしまうのだろう。
自己愛が傷つくことが嫌いな僕らは、結婚と子育てに対して凄まじく消極的になってしまった。
自分の親が毎晩罵りあいを繰り返しているのを見て、『自分はそうならない』とかたくなに
心に誓ったはずなのに、いざ自分の番になると、相手といがみ合ってしまうのではないだろうか。
そんな恐怖が、いつも自分の中にあった。
そんな僕だが、先日『崖の上のポニョ』を見て、不覚にもないてしまった。
津波に巻き込まれて大勢の人が死んでしまったけど、同時にそれは浄化でもあった。
いいじゃん、相手といがみあったって。想像と違う子どもになってしまったって。
そんなイベントが発生したって、最終的に個人個人の素晴らしさを信じればいい。
ただそれだけのことだったんだ。そんなことに26歳になってようやく気づいたよ。
崖の上のポニョであの津波が出てきたのはなぜだろうか。 ボニョの直前にどこかで津波って発生してたっけ?