2010-06-11

http://anond.hatelabo.jp/20100611130906

要約すると

1.放射線被曝によるガン発症促進リスクと、乳がん検診見送りによるガン見逃しリスク

  単純な数値比較

  (恐らく、ガン発症促進リスクの方が高い)

2.放射線被曝により発症危険性があるガンの経過発症年数

  10年後に発症?20年後に発症?30年後に発症?

  仮に「60年後に発症」なら、それは平均寿命突破しているため、

  実質的危険性はない。

3.若年層に見逃したガンの進行スピード転移スピード、致死スピード

  放射能被曝により発症した●年後のガンの進行スピード転移スピード、致死スピード

  これは推測だが、一般論として、高齢になってから発症したガンほど、

  進行は遅く、転移も遅く、致死スピードも遅い

4.そしてこれがもっとも重要だと思うのですが、

  「クオリティ・オブ・人生」の問題。

  人々が「20代での早世」を、60代での逝去よりも「悼む」のは、

  「人生でもっとも充実した時期を過ごすことなく逝ってしまったことに対する悲しみ」です。

理系専門家の議論では、この「4.」の部分の議論が一番欠けていると思う。

(多分、「1.」しか議論していない)

彼らにとっては、20代での死亡も60代での死亡も、「同値の、単なる1つの個体の死亡」の

事実でしかないですが、本人や周囲に取ってみれば、

「早世の悲しみは、60代や70代での逝去より、数倍、数十倍も悲しい」のです。

親に取ってみれば「子供に先立たれる」のは、自分の死よりもつらいのです。

そういう人々の、特に若い女性の「自然な、率直な感情」を無視して、

単なる「発症率や死亡率の乾いた数値」だけで理系チックな、統計チックな議論を

展開していたので、「はてなブックマーク」に違和感を感じていたのです。

単純な発症率、死亡率からすればTBSは間違っていたかもしれない。

しかし、「早世の悲しみを取り除きたい」という素朴な感情からすれば、TBSは間違っていない。

客観的にイーブンな論議をしたいのであれば、

「20歳時点において、マンモグラフィー受診した場合において、

 30年後の50歳まで生きられる生存確率」と

「20歳時点において、マンモグラフィー受診しない場合において、

 30年後の50歳まで生きられる生存確率」を比較すべきでしょう。

放射線被曝によるガン化を主張する人は、

「平均すれば、ガンがいつ発症するのか」を明らかにして欲しい。

自分医学素人ですが、被曝でガン発症するのは、50歳過ぎてからじゃないですか?

早世の定義を「50歳前に死ぬこと」と定義すれば、

マンモグラフィー被曝で早世しないが、

 目の前の若年ガンは検診発見なければ早世に繋がる」と認識していますが、間違っていますか?

記事への反応 -
  • どうにもわからないニュース。 http://www.asahi.com/national/update/0610/TKY201006090607.html  乳がんのため24歳で亡くなった女性を取材した番組「余命1カ月の花嫁」をきっかけに、TBSが展...

    • 「TBSのマンモグラフィー検診」ネタの投稿主です。 確かに、放射線が「将来のガン化の種になる」のは否定しません。 しかし、放射線を原因としてガンが発症すろのは、 「スグ発症す...

      • 要約すると 1.放射線被曝によるガン発症促進リスクと、乳がん検診見送りによるガン見逃しリスクの   単純な数値比較   (恐らく、ガン発症促進リスクの方が高い) 2.放射線...

        • 更に言えば、 1.「公費」「自治体負担」で乳がん検診(マンモグラフィー)を実施することによる   「社会的コスト」と「医療的メリット」の衡平の議論と、 2.あくまで自己負...

          • NATROM 医学 「マンモグラフィーによる発癌リスク」はほとんど考慮されていなかったはず。単にコストに見合わないのが理由。偽陽性者の心理コストとかも含んでいてなんだかなあと思...

        • 客観的にイーブンな論議をしたいのであれば、 「20歳時点において、マンモグラフィーを受診した場合において、  30年後の50歳まで生きられる生存確率」と 「20歳時点に...

    • 憶測ばかりの全く無価値なエントリ。

    • ちょっと違う観点から。 自分は婦人がん検診のお年頃なんだけれども、最初に受診するときにアドバイスがあったよ。 もちろん併用がいちばんいいんだけど、というエクスキューズは...

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