2008-12-16

博士アカデミック進学=結婚子供を諦めること

博士に進む理系M2.今、修士論文書いている。M1の人に向けて。

博士進学や、アカデミックに進むかどうかでは色んな人が色んな長文を書いているが、「なんでそんなに難しく考えるんだろう?」と思う。

研究おもしろいと思うなら、もっと簡単に判断する方法がある。(おもしろくなければ、修士就職すべき)

研究のために、結婚子供を諦められるか?」

諦められれば進学・アカデミック。諦められなければ就職

わざと厳しめに書いたけど、厳密には「(当分)諦められるか?」だな。当分というのは、5年〓20年ぐらい?あるいは一生独身か。

この判断基準、極端だけど、かなり当たっていると思ってる。一人だったら、何とかなる。家族がいると、いざというとき(次の就職に失敗したとき)身動きが取れない。

理系修士出て博士進学までした人に、職が全くないわけがない。選ばなければ自分一人で食っていけるだけの職は必ずあると思う。

給料奨学金の返済額に足りなくても、少額でもマジメに返す姿勢を見せていれば、そう簡単に破産に追い込まれるようなことはされないと思う。最悪、奨学金を返済するだけの人生に飽きたら、どこか人目につくところで「大学時代奨学金が返せなかったから」って遺書を書いて首吊ればいいじゃん。ある程度、社会問題として取り上げてもらえるよ。首吊りって、自殺の方法では一番苦痛なく簡単・確実に死ねる方法だし。

「何とかなる」っていいながら、自殺を取り上げていて、矛盾しているようだけど・・・要するに言いたいのは「一人なら失敗しても苦痛を逃れる方法はいくらでもある」ということだ。

結婚してたり子供がいたりすると、そうはいかない。配偶者ともうまくやっていかなきゃいけないし、子供は養育しなくちゃいけないし、お金時間もかかる。研究時間も削がれる。いくら苦痛でも、配偶者子供のことを思うと簡単に自殺はできない。事実研究者結婚してたり子供がいたりする人は、ほぼ、将来が安心できる職にありついた人たちだ。

だから、博士アカデミックに進学するなら、結婚子供は諦めるぐらいのつもりでいかなきゃ。もっと言えば、結婚子供より、研究の方がずっと価値が高いと思える人が博士アカデミックに進むべきだ。不景気だし、少子化だし、この先見通しはどんどん悪くなるけど、一人なら何とかなる。

  • 家族(配偶者)に助けてもらえばいいじゃん。性役割の多様化歓迎。 スポイルされて研究に必要なハングリーさが削がれるってマッチョには何も言うことないけどさ。

  • 分野によって違うとは思うけど、博士とアカデミックをセットにしなくてもいいんじゃないの? 情報系なら博士出て企業ってのも充分ありなパスだと思うな。日本にこだわらなければ特に...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん