2007-02-20

遅ればせながら、すごいぜJASRAC伝説

見た。

月間75時間演奏までの使用料が月額68,000円

これは、JASRACの使用料規定を見れば分かる。

http://www.jasrac.or.jp/profile/covenant/pdf/royalty/royalty.pdf

このpdfファイルを「75時間」という語で検索すると、第11頁がヒットし、それ以外の頁はヒットしない。

この頁は、演奏会以外の催物における演奏であって、楽器店、レコード店、百貨店スーパーマーケット等での宣伝のための催物における演奏について、入場料の無い場合の規定である。

プロモーションのための演奏などのことでしょう。

プロモーションのための演奏が月額68,000円というのが妥当なのか分かりかねます。

ちなみに、プロモーションのための演奏について、著作物1 曲1 回ごとの使用料の規定もあり、入場料のない場合で利用時間が5 分までの場合の使用料は、150 円。

スナック経営のおじいちゃん

客寄せのために音楽使っているのに、使用料は踏み倒した。

裁判所から仮処分がでても止めなかった。

幼稚園クリスマス演奏会

これは、http://d.hatena.ne.jp/DayTripper/20050201/1107221520のこと。

要するに、幼稚園クリスマス演奏会のために子供向けバンドを呼んで入場料を取って出演料をバンドに払った演奏会のこと。

誤解している人もいると思うが、幼稚園児が演奏したのではない。

障害者福祉目的喫茶店

元ネタhttp://blog.livedoor.jp/jasrac1/archives/4245076.html

作曲家不明の阪神タイガース応援歌

登録手続きの不備を悪意で突かれたんで、登録申請した奴が悪い。

オーケン事件

オーケンが歌詞をJASRACに信託契約したのなら、歌詞の著作権はすべてJASRAC移転していて、オーケン著作権を持っていない。

つまり、オーケン著作権上で認められていく引用範囲を超えて歌詞を使ったのなら、権利者であるJASRACに支払う必要がある。

利用者から徴収されたお金の行方

製作者に分配されている例を見聞きしています。

たけくまめも(http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/06/post_795a.html)のエントリー長谷邦夫氏曰く、

ぼくの作詞『桜三月散歩道』は、井上陽水さんが

会社をたちあげたとき、管理をさせて下さいと

おっしゃるのでOKしましたが、ホリプロ

OKしなっかた??という報告を受けました。

73年から、現在まで確実にジャスラック

計算が報告されてきます。

そして印税の5割がホリプロへ??ということ

ですね。25%くらいだろうと、計算書もろくに

見ていなかったんですが…最近知ってビックリ

これってやはりヘンですね。

ホリプロは何もやっていない。

ジャスラックから、ぼくへ振り込めばいいわけ

ですよ。原版制作に金を出したわけでもないし。

やはり、業界の中抜き構造があるのは

間違いありませんね。

ちなみに『桜三月??』は『井上陽水全曲集』にも

収録されています。


音楽著作権の独占管理改めよ by 坂本龍一

JASRACは、今では音楽著作権の完全的な独占管理はしていない。

それは、仲介業務法が廃止され、著作権等管理事業法が新設され、これによりe-Licenseのようなライバル会社ができたから。

  • 冷静になればわかるんだけどさ。 正直もう民意が形成されてるよね。No JASRACみたいな感じで。 政治家がJASRACを廃止します!って言ったらもう当選できるぐらいの集票できるんじゃないか...

  • オーケン事件 おまえ、少なくともひとつツボをはずしてるぜ。 オーケンは結局納得して一回払った。 だけど、その後自分に払い込まれた著作権料の内訳に自分の払った歌詞の使用料...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん