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2007-07-10

うちのおばあちゃんの人生を淡々と書いてみるよ

うちのばあちゃんの場合。

幼児期に、医者であった両親を亡くす。当時の流行病が原因と言われている。

祖母、妹、弟はバラバラとなり、別々の家に引き取られる。それぞれそこらへんの地主の家だった。

祖母を引き取った家はとある名家の分家で、本家筋の出戻りの奥さんと、養子に入った旦那さんの間に子供がなく、祖母が養女として家を継ぐことに。

継母は「なんにも気が付かない人」で、着物は着たきり雀、自分で作ったりもしたという小学生時代。継父は「いい人じゃった」が早くに夭逝。

女学校に入学、16歳で卒業と同時に(「腕を引っ張られて、無理やりつれていかれ」)11歳年上の祖父と結婚。祖父は本家筋であり、婿養子に入る形で分家を相続

祖父は県庁所在地で勤務するも、終戦後の農地改革で農地がかなり接収された上、不在地主はさらに土地が没収されるとなり、地元にもどる。

農作業をしたことのない祖父は農業をせず(営林署かなにかに勤務)、祖母のみが田畑に出て働く。

子供ができたのは遅かったが、長男・長女・次女・三女にめぐまれる。

長男が東京の(浪人しつつ)医大に進み、中学から数えて計13年間、仕送りを続ける。

下の三人も東京大学に進ませたため、家計はいつでも火の車。

長男、同郷の人間を妻に娶るも東京から戻らず。

11歳年上の祖父、喜寿を目前に逝去。以後10年間、畑をしながら独居。

祖母が90を超えてようやく長男が帰郷

長男は図らずも、祖母の両親が死んだ原因となった流行病の権威となった。

94にて大往生

昔の人は普通に生きていてもドラマティックですごいと思った。

2007-06-25

童貞処女について

ヒンデュー教の外人の友人と会った。彼は20代にしてインターネットを使ったビジネスを成功させとても金持ちだ。

ビジネスの内容は今一理解はできなかった、しかしシンプルにして高価な家具が並ぶ部屋を見ると

確かにパソコンから彼のポケットへお金が這い込んでいるようだった。

彼のとても大きなテレビの脇にアダルトDVDが置いてあった。洋物のキツメなDVD、海外からオンラインで買ったらしい。

何か意外な気がして「AVは好きなのか?」と聞いてみた。彼はニコリと笑うと隣の部屋に案内してくれた、

そこには本棚いっぱいにアダルトDVDが並んでいた。「日本人もあるぜ」と自慢するわけでもない、当たり前のように教えてくれた。

なぜこんなにアダルトDVDを持ってるんだ?と聞いた。

彼は宗教的な理由で婚前セックスを禁止されており、さらに彼の国ではアダルトDVDは禁止されており

その反動アダルトフリーの国に来ると買ってしまうそうだ。

彼はいつも酒も飲まず知識欲を満たすためかのように貪欲に知識をスポンジのように吸収している。

名家の生まれであり、とても賢く、大概のことは知っており、彼なりの哲学を持って生きている。

パソコンインターネットがあれば世界のどこでも生活でき、そういう生き方を選び世界を回っている。

それが僕に掴みにくい印象を与えてた。

しかしこのアダルトDVDの一件以来初めて身近な存在に感じた。

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