まあ感染者が職員ばかりで患者には出ていない、というのはそういう諸々の制限があった上での話だからな。
普通の日常生活を送っている見舞客が会いにくればそこからの感染は相応に発生するだろうし、体の弱っている入院患者にとってはそれは死活問題になり得るだろう。同時に、自分が感染させて死なせてしまったような事例での見舞客の苦しみは尋常なものでは済まなくなる。直接会えない不利益と、万が一のときの深刻な苦しみの不利益のどちらを選ぶべきか。
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