9回のピンチで無失点投球の先発・小笠原慎之介投手(26)に代え、守護神のライデル・マルティネス投手(27)を投入する執念の継投。
立浪和義監督(54)の勝負手は勝利につながらなかったものの、勝利への決意を示した。
場内のどよめきは、勝利に対する立浪監督の執念へのリアクションだった。
9回。先発・小笠原が先頭・中野に右翼線二塁打を許した。捕手・加藤匠は左腕のもとへ歩み寄る。
ひと呼吸おいて大塚投手コーチはマウンドへ向かった。その時点で、ベンチの判断は絶対守護神への継投。
同コーチが小笠原に降板を伝え終わるタイミングで、立浪監督はベンチを出た。球審へ交代を告げた。