まず飛び方が違う。スーパー蝉は羽をパタパタ動かすことなく、トンボのようにホバリング飛行ができる。それはまるで死んで動かなくなった蝉がテレキネシスで宙に浮かんでいるみたいな光景である。蝉のホバリングというものを初めて目にすると違和感がすごいのだ。
スーパー蝉の触覚は長く固く太く、先端が鋭く尖っており、ミミズのようにウネウネ動く。スーパー蝉を手で捕まえるとこの触覚を指に突き刺そうとする。とても攻撃性が高い。
スーパー蝉の外殻は非常に頑丈で、ちょっとやそっとじゃ潰れない。大型トラックのタイヤに轢かれても平気で生きている。ましてや人間の足で踏み潰すことは不可能である。
そんなスーパー蝉の夢を見た。
こわかった。
Win95騒動の頃のマンガっぽいという話