心の中では、いくら悪態をつこうが、愚痴をこぼそうが、腹立たしい相手をめった刺しにしようが、口や手に現れなければいいと思っていた。
だが、それがそもそもの間違いだった。
心こそが口や手の根源であり、心を蔑ろにすれば、おのずと口や手も曇るのである。
事実、私は私の心の内の醜悪なるを知っていたからこそ、他人に心を暴かれることを恐れた。
どんな相手にも敬語で距離を置き、自己開示に消極的なまま、数々の人の縁を失っていった。
心にやましいところなければ、もっと心を開いて人々と交われたはずである。
Permalink | 記事への反応(1) | 15:41
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心の中の醜態を如何に隠して,口や手を如何にきれいに操るかは,スキルの問題かと