ギャンブルでも投資でもそうだが、往々にして人生には「得をする選択」が選べる場面なんかない。
「損をする大多数の選択」と「損をしない選択」があるだけだ。
100万円投資して101万円になって返ってくるのは「得」ではない。
元手0から1を稼げるなら「得」だが、100かけてやっと101は、人間の感覚として「得」とはいえない。
人間は「得」ではなく、「損」に敏感になるようにできている。
「得」をしたときに、「うわあ、得したなあ、もっと得したいな」と思う人は少ない。
それよりは、「損」をしたときに、もっと損をしないように、損失を取り戻せるようにと活発化するようにできている。
資本主義は、その欠陥をついて、「損」を煽るほど「景気」がよくなる経済構造である。
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