私が別荘で叔母の木植えを手伝っている時、喧嘩をしてしまった。
それで「帰る」といって、帰ろうとした。
「犬はおばさんがうちに届けてね」と伝えた。
歩き始めると、黒い虫がたくさん私の周りを飛んでいることに気がつく。ハエではないが、奇妙な虫だ。
バス停まで歩いたが、その黒い虫たちはずっと私の周りに飛び続けていた。
「バスで帰るのが不吉なのかな?」などと思ったので、遠い道を歩いて帰ることにした。
バス停を過ぎると黒い虫は散っていった。
そして私は「近道」をしようとして、右の道を歩いて行こうとしたが、様子がおかしい。
右の道は何度か通ったことがあるが、全く見たことのない風景になっていた。
そのまま歩くと、途中で遭遇したおばあさんが私に対して「うちの息子みたいに賢い子だこと」と言った。
私は空耳か確かめるために、おばあさんに「どういうことですか?」と聞いたら「いやぁ賢い子だねぇ」と言っていた。