たしかに地縁社会は、家業や知り合いが忙しいから学校休んで手伝えというろくでもなさや、夢でなく家業を継げという息苦しさがあったかもしれない。
しかし、そこには人を孤立させず縁に取り込む温かさがあったことも否定できない。
自由な社会は、人々を価値で結びつける。
新卒は、縁もゆかりもない東京で、自らの価値を示して縁を結ぶ。
そこに無条件の縁はない。価値がなければそれまでという、自傷的価値観が育まれる。
人々は都会に寄り集まりながら孤立し、自己責任の名のもとにすり潰されていく。
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