…江戸の頃の話らしい。
魔羅のデカい男と、ホトのデカい女が見せあいっこの勝負をすることになった。
「デカいっつったって、オイラの鉄棒で突っつきゃ造作もねェよ!」
自信満々の男であった。
勝負の日、男に指定されたのは川岸の船着き場であった。
「んでぇ、吉原ででもやんのかい?」
勝利を確信した男は余裕の心持ちで向かった。
船着き場には、すでに勝負相手の女が来て待っていた。
川に浮かべた舟の上で見合う二人。
男は自慢の逸物をまろび出させて見せつけた。
「どうでぇ!」
…女は言った。
「あんた、あたしのホトの上に座っているよ」
男がてっきり舟だとおもって乗り込んだのは、女が川岸に浮かべた大きなホトであった。。。
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