2022-07-18

イモムシ冬虫夏草

昔々、あるところに一匹のイモムシがおりましたとさ。

ある時、そのイモムシに一匹の冬虫夏草寄生しました。イモムシ冬虫夏草寄生されたことに気付きましたが、冬虫夏草が一緒にいると恋敵と戦う時に元気が出る気がして、冬虫夏草駆除せず、一緒に暮らして便宜をはかってやることに決めました。

冬虫夏草はそれを良いことにイモムシの体の中へ中へと潜り込み、イモムシの体内で次第次第に自分の菌糸を伸ばして行きました。

長い長い年月を経た末、冬虫夏草の菌糸はイモムシの体からはみ出てしまうほどに成長し、イモムシ自身も、もはや、自分冬虫夏草区別がつかなくなりました。自分の体からはみ出た冬虫夏草が誰かから攻撃されそうになると、イモムシ一生懸命冬虫夏草を守ってやるようになったのです。

先日、イモムシの頭がぽろんと取れて、中から冬虫夏草が顔を覗かせました。今やイモムシ冬虫夏草寄生されているのは誰の目にも明らかです。しか冬虫夏草寄生されていれば元気が湧いてくるのは確かなようで、イモムシ(だったもの?)は並み居る恋敵を蹴倒して、今日も活発にうごめいています

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