古代イングランドの叙事詩『ベオウルフ』に登場する剣。その名は古北欧語の "Hrot" (「突き刺す」)に由来する。
巨人の怪物・グレンデルを撃退した勇士ベオウルフ。
グレンデルの母親がその復讐にやって来た際、彼はこの剣をフロースガール王の廷臣・ウンフェルスから借り受けて戦いに臨んだ。
いろいろと由緒ある名剣らしいのだが、なぜかグレンデル母には全く通用せず、やむなく素手(と現地調達した別の武器)で退治するハメになったという。
この剣が役に立たなかった理由については諸説ありはっきりしないが、とにかく「役に立たなかった」ことだけは確からしい。
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