植物なんて成長の遅いもの育てて何が楽しいんだ、毎日見ててもほとんど変わらなくてつまんないじゃないか、と昔は思っていた。
しかしあれは、年寄りには割と許容範囲な成長速度に感じられていたのではないかと、実際に年を取って菊などを育てている今にして思う。
その他、年寄りが何かと永劫的なものに価値を見いだす傾向がある(気がする)のは、加速した時の流れがそうさせているのではなかろうか。何もかもが移り変わり、変わらないものなどないという体験を経てきたからこそ、そうでないものを求めるようになるのではないだろうか。
ツイートシェア